碁石海岸観光まつりの復興支援ステージ

 こんにちは、18期生の平岩です。

 

 今年4月の熊本地震により、多くの尊い命が奪われたことに深い哀悼の意を捧げ、被災された方々、ご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 あまりホームページでは参加したショーの依頼については掲載しておりませんが(多すぎるので……)、今回は大学からの依頼ということで、少しご報告を。
 今回はGWに岩手の大船渡市で催された観光まつりに参加し、復興支援ステージでマジックを披露しました。
 火曜サスペンスに出てくるような絶壁を見ることもできますし(国立公園や国の名勝にも指定されている)、海の幸も味わえ、ほんとうに気のいい方ばかりで、たっぷり楽しむことができました。

 2011年3月11日午後2時46分、三陸沖でマグニチュード9.0を記録する超巨大地震が発生し、大規模な地震災害となりました。東日本大震災です。
 大船渡(オオフナト)市は、リアス式海岸で有名な三陸海岸の南部に位置し、押し寄せた津波で甚大な被害を受けました。
 あれから5年が経ちましたが、沿岸部では今なお復興途中にあります。

 市長さんや職員の方、さらには語り部さんからもお話を伺いました。当時の様子をお聞きすると、その光景が目の前に広がるようで、声が出ませんでした。
 現在は家屋は高台へと移り、街はきれいに整備されてきており、沿岸には高い防潮堤が築かれつつあります。
 およそ260ある大船渡の復興事業のうち80%はすでに完了あるいは目的達成をしており、残り20%も全力で取り組んでいるとのことです。
 もともとこの地域では地震=津波という意識があり、人的被害は他の市に比べると最小限で済んだようです。
 小学校でも先生が周囲の状況を見て、点呼を途中で止めて避難指示を出し、ほとんどの生徒が無事だったとか。

 さて、本題のステージ企画ですが、楽しんでいただけましたでしょうか。
 私としては反省の多いショーとなってしまいました。舞台が大きいことは分かっていましたので、私は遠くからでも見えるマジックを用意していたのですが、
 海沿いということもあり風が強く、普段通りの演技ができなかったことが悔やまれます。
 しかし、これも経験ということで、今後の反省点としまして次に活かしていきたいと思います。来年はもっとパワーアップしたショーになると思います。

 椿館でのバルーンアートは小さなお子さんに好評でしたね。会場を散策していてもペンシルバルーンを持っている子を何人も見かけました。書道部さんには素敵 な貼り紙まで書いていただきました。バルーンのコーナー設置は突然のお願いだったにもかかわらず、快諾してくださりありがとうございました。